役員家具の選び方
役員室の家具というと、高級感・重厚感のある家具を思い浮かべる方が多いと思います。
しかし、企業によって役員室のスタイルは様々。
この記事では理想の役員室を実現するためのポイントをご紹介します!
もくじ
選ぶ前に
役員家具を選ぶ前に、基本的なポイントを整理しておきましょう。
室内のイメージを掴んでおくことが役員家具選びの第一歩です!
役員室とは
役員室は重要な決定がなされることが多いため、機密性の高い情報・書類が扱われたり、来客を迎えたりなど、重要な場となります。
役員室の大切な機能として、「応接機能」・「執務機能」・「ミーティング機能」などが挙げられます。
ここでは「執務機能」を担う役員家具について解説していきます。
「応接機能」については「応接セットの選び方」
「ミーティング機能」については「オフィステーブルの選び方」をご参照ください!
役員室のトータルコーディネート
役員家具には高級感のある木製家具が多く、デスク・収納庫・サイドボード・ロッカー・電話台などがあります。
これらのトータルコーディネートによって、高級感や重厚感を生み出すことができます。また家具を追加する場合でも、
色目を合わせることで統一感を維持できます。
また、役員の働き方やお客様や社員の方々とのコミュニケーションの取り方に合わせて
コーディネートをすると効果的な空間を生み出すことができます。
下の表を参考にイメージを掴んでおきましょう!
ナチュラル系 木目 | |
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室内が明るい印象になります。 緊張感を和らげてくれるので、親しみを感じさせる空間づくりに最適です。 活発なコミュニケーションが取りやすくなります。 |
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ブラウン系 木目 | |
人気のカラーです。 役員の風格が生まれ、重厚感や上質さを感じさせる空間になります。 適度な緊張感をもったコミュニケーションが取りやすくなります。 |
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ダーク系 木目 | |
明るい内装と合わせることで、スタイリッシュな空間を演出できます。
緊張感をもった真剣なコミュニケーションが行いやすくなります。 |
役員家具・応接・テーブルなどの木部の色目を合わせることで、統一感がでます。
他にもシャープなデザインの家具で緊張感を持たせたり、ファブリック(布地)のチェアやソファで温かみのある空間を演出するなど、家具の形状や素材も空間のイメージに影響します。
種類で選ぶ
役員室のイメージができたところで、どのような家具があるのか見ていきましょう。
※各項目の画像をクリックすると、詳細な選び方を調べることが出来ます。
役員デスクを選ぶ
役員室や社長室に一番必要な家具はやはり執務を行う机です。
最近ではオフィス空間も多様化により居心地のよい空間へと進化してきております。
それに伴いエグゼクティブデスクも進化してきています。
執務の内容に合わせて役員デスクを選びましょう。
両袖デスク | 片袖デスク |
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最もポピュラーなタイプ。 一般的なスチールの事務机と違い、執務を行いやすい幅1600mm~の大きな天板と、重要書類を保管する袖収納が両側についています。 |
収納量は少なくなりますが、足元が広くなり、机全体も広く使えます。 幅1200mmなどのサイズが小さいもの多く、省スペースです。 |
平デスク | L型デスク |
一般的にはデスク下にキャスター付きのワゴンを収納して使用します。 自由度が高く状況に応じた使い方できます。 |
一方にパソコンを配置し、もう一方に作業スペースを設けると、体の向きを変えるだけで作業を切り替えることが出来ます。 サイドテーブルにチェアを設置することで、従業員との面談にも使用できます。 |
昇降デスク | デザイナーズデスク |
天板が昇降するデスク。 近年各メーカーが売り出している新しいスタイルです。 身体の大きさに合わせ、楽な姿勢をキープすることが可能です。 多くはスチール製であり、ブラック系のものが役員デスクに最適です。 |
ハイブランド品です。 デザイン性を重視したデスクが多く、ディテールや素材にこだわり高級感があり高額です。 機能やサイズも様々なため、事前に詳細を確認しておきましょう。 |
上記の表のとおり、役員デスクは一般家具メーカーからデザイナーズ、オフィス家具メーカーなど様々な選択肢があります。
使用感や価格などを総合的に考えると、やはりオフィスメーカー品が無難です!
サイズ
役員デスクの中でもスタンダードな両袖タイプの場合、幅は1600か1800mmが大多数を占めます。
奥行は800や850mm、高さは700か720mmが主流となります。
両袖タイプで幅1600mmの場合は、足元が少し狭く、チェアを入れにくくなってしまうため、
スペースに余裕があれば幅1800mmのものを選択しましょう。
素材
メラミン化粧板 | |
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樹脂を浸透させた紙を何層も重ね合わせた薄い板の事です。 この板に木目や色柄をプリントし、芯材に貼り付けます。 安価ですが、耐久性に難があります。 |
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突板(天然木化粧板) | |
木材を薄いシート状にスライスした物を合板や繊維板の表面に張り付けます。 見た目は天然木と見分けがつきませんが、やはり耐久性は劣ります。 |
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天然木 | |
高価な素材となります。 耐久性も他の素材と比較して一番優れています。 重厚感や高級感が出ます。 |
オフィスメーカー品では突板素材のものが最も多く、
天然木より安価でポピュラーです。
機能性
◆配線機能
デスクにコード穴がついているものや、コンセントやLANジャックが装着されている仕様のものがあります。
配線を綺麗に収めることで見た目がすっきりとします。
◆施錠機能
収納部分が施錠できるものとできないものがあります。
また、1か所の鍵を閉めるだけで同じ列の引き出しが全て施錠される
「オールロック錠」のものと鍵穴のついている引き出しのみ施錠可能なものがあります。
重要な書類を保管する場合は必ず「オールロック錠」のものを選びましょう。
役員チェアを選ぶ
通常のオフィスチェアとは違い、機能美を追求したチェアです。
機能性だけでなく、高級感のある外観が特徴です。
素材は布地や合皮、本革などがありますが、高級感や重厚感の出る本革がおすすめです!
詳しいチェアの機能は「役員チェアの選び方」「オフィスチェアの選び方」をご参照ください!
書棚を選ぶ
サイズは幅900mm・奥行440~460mm・高さ1800mmが主流です。
複数設置する場合は、奥行と高さの合う書棚を選ぶことがポイントです。
ガラス書棚 | 両開きラテラル書棚 |
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オープン両開き書棚 | ロータイプ書庫 |
書棚には観音開きや引き出し(ラテラル)仕様のものから、扉がガラス製のものまで種類が多くあります。
ガラス書棚は外から何が入っているのか簡単に確認できるので便利ですが、
重要書類を保管する場合は外から中身が見えないタイプがおすすめです!
また、施錠できるタイプを選べば、より機密性がアップします!
詳しい書庫の仕様やサイズなどは「書庫の選び方」をご参照ください!
ロッカーを選ぶ
サイズは幅600mm、奥行440~460mm、高さ1800mmが主流です。
書棚と並べる場合は、奥行と高さが合っているか確認しておきましょう。
1人用ロッカー | ワードローブ |
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ロッカーは1人用の木製タイプが人気です。
忙しいスケジュールの中、時にはシーンに合わせた着替えも必要になります。
着替える頻度が高い場合は収納力のあるワードローブを活用すると便利です。
サイドボードを選ぶ
サイズは幅1800mm、奥行440~460mm、高さ700mmが主流です。
書棚やロッカーと並べる場合は、奥行が合っているか確認しておきましょう。
役員室や応接室で壁面に設置します。
上に花瓶や小物を置いたり、上部の壁の空いた空間に絵画を飾ることもあります。
扉も観音開きや引き出しタイプ、またガラス仕様のものがあります。
施錠できないものが多いため、重要書類の保管には不向きなので、施錠不要のものを保管するのに適しています。
単体で使用するほかに、同じシリーズの書棚や
ワードローブの間に設置するのも一般的です。
小物を選ぶ
電話台
高さは700mm程度の物が多く、人が立った時にちょうど手を伸ばしやすいサイズになっています。 電話機を置く他、花瓶など小物類を置きたい場合にも便利です。 |
ポールハンガー
上着やコート、マフラーなどスマートに掛けておくことができます。 木目調のものやメタリック調に塗装されているものなど様々あります。 来客用に1つあっても便利です。 |
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