オフィステーブルの選び方
オフィスで使うテーブルには、ミーティングテーブル、折りたたみテーブル、スタックテーブル、ハイテーブル、リフレッシュテーブルなど色々な種類があります。
ここでは、テーブル選びで失敗しないように何を基準に選べばいいのか、ご紹介します!
もくじ
オフィステーブルの選び方
オフィス家具においてのテーブルは、主に会議での使用を想定して作られた「ミーティングテーブル」が中心となります。
その他に、ロビーやラウンジ、休憩室、食堂といった空間での使用を想定して作られた「リフレッシュテーブル」、腰ぐらいまで高さのある「ハイテーブル」などもあります。
しかし、ミーティングテーブルを食堂や休憩室で使用したり、作業台やデスクの代用として使うことも多く、
名称にこだわるよりも、用途と設置スペースを前提にサイズや天板カラーなどで選んでいくことが、適切なテーブル選びに繋がります。
種類で選ぶ
常設テーブル | ||
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最も一般的なテーブルです。 サイズ・色など、種類が豊富なので用途やオフィスのイメージに合った物を選ぶことができます。 常設のため、頻繁なレイアウト変更等には不向きです。 特に天板幅が2000mm~4000mm以上の物は「大型テーブル」と呼ばれます。 【使用用途】 打ち合わせ、商談、会議、来客スペースなど |
大型テーブル | ||
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天板幅が2000mm~4000mm以上の物は「大型テーブル」と呼ばれます。 大型テーブルに合わせるチェアは「ミーティングチェア」ではなく、 長時間座ることを想定した「事務イス(回転イス)」を採用することが多いです。 来客や重役を交えてミーティングを行う場合は、 デザイン性に優れた物や少しゆとりのあるサイズを選択すると良いでしょう。 【使用用途】 多人数での打ち合わせ、商談、会議など |
折りたたみ会議テーブル | ||
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いわゆる「長机」。 脚部が折りたたみ式なので、収納時は積み重ねて保管ができます。 他のテーブルより安価なので、大量購入に向きます。 コンパクトなので、屋外での使用にも便利です。 スタックテーブルと比べて、組み立てに時間を要し、 持ち上げる作業も必要となるため、頻繁な移動には不向きです。 脚の短い物は「座卓」と呼ばれます。 【使用用途】 会議、イベント什器、軽作業台など |
スタックテーブル | ||
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フラップ天板(はね上げ式の天板)でキャスター付のテーブルです。 「フラップテーブル」とも呼ばれます。 キャスター付きのため移動しやすく、頻繁なレイアウト変更や出し入れに向いています。 前後に重ねて収納でき、省スペースで保管できるメリットがあります。 「サイドスタックテーブル」と「平行スタックテーブル」があり、 後者の方が収納時にスペースをとらない脚形状となっています。 【使用用途】 会議、イベント什器、軽作業台など |
ハイテーブル | ||
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高さが1000mm前後あります。 長細い天板の「カウンターテーブル」や丸天板、正方形の天板の物は 休憩所などに使われることが多いです。 オフィスの多様化に伴い、会議用のハイテーブルなども注目されています。 【使用用途】 休憩所、軽作業台など |
サイズ・使用人数で選ぶ
ここでは、横幅(W)を基準に、サイズごとにそれぞれの適正使用人数を紹介します。
W1200~W2100サイズのミーティングテーブル(常設テーブル)
標準規格サイズ
幅(W) 1200mm~2100mm
奥行(D) 750mm~900mm
高さ(H) 700mm・720mm
W1200 | 【目安】4人 省スペースで使いたい場合にオススメです。 向かい合って4人まで座ることができますが、 長時間の使用だと気になる場合も。 ミーティングチェアのサイズよっては4脚入らなかったり、アーム部分が擦れ合う場合があります。 |
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W1500 | 【目安】4人 向かい合って4人まで座ることができ、ゆとりもあります。 W1200に比べてゆとりがありチェアも自由に選べるため、4人席の場合はこちらがオススメです。 |
W1800 | 【目安】6人 省スペースで使いたい場合にオススメです。 向かい合って6人まで座ることができますが、 ミーティングチェアのサイズよっては6脚入らなかったり、アーム部分が擦れ合う場合があります。 |
W2100 | 【目安】6人 向かい合って6人まで座ることができ、ゆとりもあります。 W1800に比べてゆとりがありチェアを自由に選べるため、6人用の場合はこちらがオススメです。 |
※上記の表は、使用するチェアの幅(W)を一般的なミーティングチェアに多い500mm程度と想定しています。
◆POINT◆
- 設置するスペースに問題がなければ、ゆとりがあるサイズが、
ストレスなく使えますのでオススメです。
資料やパソコン、サンプル品など広げて打ち合わせする場合には、
奥行も重要なポイントになってきます!
設置スペースと相談して、テーブルの奥行も検討しましょう!
大型テーブル(常設テーブル)
標準規格サイズ
奥行(D) 900mm~1200mm
高さ(H) 700mm~720mm
W2400 | 【目安】6人 向かい合って6人まで座ることができます。 |
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W3200 | 【目安】8人 向かい合って8人まで座ることができます。 |
W4000 | 【目安】10人 向かい合って10人まで座ることができます。 テーブルによっては、中央の脚がチェアと干渉するため、 脚の形状を考慮する必要があります。 |
W4800 | 【目安】12人 向かい合って12人まで座ることができます。 |
※上記の表は、使用するチェアの幅(W)を一般的なミーティングチェアや、
オフィスチェアに多い650mm程度と想定しています。
◆POINT◆
- 奥行があるものが多いので、テーブルの両端に1人ずつ座るレイアウトも可能です。
その場合、上記の表に+2人追加で座ることができます。 - 特に重役の方が出席する場合はゆとりのあるサイズ感を選びましょう。
- メーカーによっては、上記以外にもW2800、3600、4200mmなどのサイズがあります。
大型ミーティングテーブルの代わりに、人数に柔軟に対応できるフリーアドレスデスクを
使用するオフィスもあります。フリーアドレスデスクはパソコンなどの配線に柔軟に対応できるという
メリットもありますよ!
折りたたみ会議テーブル、スタックテーブル、※ハイテーブル
標準規格サイズ
幅(W) 1200mm・1500mm・1800mm
奥行(D) 450mm・600mm
高さ(H) 700mm・720mm ※ハイテーブルのみ1000mm
W1200 | 【目安】2人 作業スペースが不要な場合は、2人座ることができます。 スペースを最小限に抑えたい場合にオススメです。 |
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W1500 | 【目安】2人 W1200よりもゆったり2人まで座ることができます。 |
W1800 | 【目安】3人 3人まで座ることができます。 折りたたみ会議テーブルやスタックテーブルで複数購入する場合は、 出し入れや移動の際の効率が良いので、このサイズがオススメです。 |
※上記の表は使用するチェアの幅(W)を一般的なミーティングチェアに多い500mm程度と想定し、
片側に並んで座る場合の人数を目安としています。
セミナーなどできるだけ大人数で使用したい場合は
奥行がコンパクトなタイプがオススメです!
作業など行う場合はゆとりがある奥行600mmのタイプを選びましょう。
天板カラーで選ぶ
ホワイト系 | ニューグレー系 |
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清潔感があり、反射率が高いので室内が明るくなります。 その反面、汚れが目立ちやすくなります。 近年の定番カラーで、メーカーによる色の差異も少ないので、 買い足しがしやすいメリットもあります。 |
汚れも目立ちにくく使いやすいカラーです。 色が濃い場合、少しかたいイメージを与えます。 消しゴムなどの汚れも目立ちにくいので、 筆記が多い場面での使用にもオススメです。 |
ナチュラル系 | ブラウン系 |
やさしく、柔らかで温かみのある空間を作ります。 落ち着きや安心感があり、リラックスした空間の演出ができます。 カラフルなチェアを合わせやすいカラーです。 |
重厚感があり落ち着いた空間を作ります。 特に重役の方が使用するミーティングテーブルにぴったりの色味です。 |
◆POINT◆
- ホワイト系やナチュラル系であれば、明るい雰囲気を演出でき、
グレー系やブラウン系であれば、落ち着いた雰囲気になります。
天板形状で選ぶ
長方形 | 楕円形 |
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最も一般的な形状で、向かい合っての使用に適しています。 シャープな印象を与えます。 特にこだわりがなければこちらがオススメです。 |
楕円形のため、テーブルを囲んで座る場合に適しています。 柔らかな印象を与えます。 同サイズの長方形テーブルと比べて、使用する床面積はほぼ変りませんが、作業スペースが減少します。 |
角形(正方形) | 円形 |
「スクエアテーブル」とも呼ばれ、休憩室等のリフレッシュ空間で多く採用されます。 正方形のため、テーブルを囲んで座る場合に適しています。 天板サイズが大きい場合、中央部はあまり使用しないデッドスペースとなります。 |
「サークルテーブル」とも呼ばれ、休憩室等のリフレッシュ空間で多く採用されます。 円形のため、テーブルを囲んで座る場合に適しています。 角がないため、席数が多くても座りやすいのが特長です。 天板サイズが大きい場合、中央部はあまり使用しないデッドスペースとなります。 |
◆POINT◆
- オフィス家具は、シャープな形状の物が多く、長方形や角形は合わせやすいです。
- 医療系や介護系の施設では、丸みを帯びた天板だとケガを防げて安心。
- 角形テーブルと円形テーブルのデッドスペースは、社員向け・来客向けのポップや、植物など、常設する物を置くことで有効活用できます。
上の4つ以外にも、U字形、三角形、ピーナッツ型などの変わった形状の天板もあり、テーブルの種類は本当に色々あります!
脚形状で選ぶ
4本脚 | T字脚 |
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シンプルな構造でクセのないデザインです。 T字脚に比べ、テーブルの短辺にイスを入れられるので、囲んで座ることも可能です。 脚部が細い場合やネジ止めが不十分な場合はぐらつきやすいので要注意。 |
アルファベットの「T」を逆さにしたような脚形状です。 4本脚に比べ、チェアの横幅が少々大きくても収めやすいです。 テーブルの短辺側にチェアを入れると脚部にぶつかり、座りにくいです。 構造上、天板の長辺側の片方に重さが加わると反対側が浮き上がる場合があります。 |
◆POINT◆
- 囲むように座る場合は4本脚が圧迫感なく自然に使えます。
- 肘付きチェアを選ぶなら、チェアのおさまりが良いT字脚がおすすめ。
上記の他にも120°脚や□字脚など、デザイン性に富んだものもあります!
機能で選ぶ
昇降機能
昇降機能によって、通常のテーブルとしてもハイテーブルとしても使えます。
高さを変えて、適度に立ち座りを行えば作業効率が向上する効果もあるようです。
手動式だけでなく、電動式もあります。
キャスター
常設テーブルでもキャスター付であれば、移動しやすくレイアウト変更も簡単になります。
たいていはキャスターロック付なので、それほど揺れる心配もありません。
脚の片側2か所だけにキャスターが付いたタイプもあり、こちらはわざわざロックする
必要がありません(移動時はテーブルを少し浮かせます)。
配線収納
配線収納があればパソコンなどをテーブル上に置きやすくなり、
コードが見えにくいため、整った印象になります。
ソフトエッジ
天板のエッジ部分が柔らかい樹脂などでできた物。
ケガを防止できる他、折りたたみテーブルなどでは持ち運び時に角が割れにくいといったメリットもあります。
機能は後回しになりがちなポイントになりますが、
後々の使用を考えるとこだわりたい部分です。
検討しているテーブルが複数ある場合は、上記のような機能にこだわってみて選んでみては?
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