ミーティングチェアの選び方
ミーティングチェア(会議イス)には、スタッキングチェア・ネスティングチェア・ハイチェアなど、色々な種類があります。
選ぶチェアによっては、オフィスの雰囲気やワークスタイルが大きく変わることもあるので、選ぶ際に悩む方もいるのではないでしょうか?
この記事では、そんなミーティングチェアの選び方とコツをご紹介します!
もくじ
ミーティングチェアの選び方
ミーティングチェアは、主に会議での使用を想定して作られたイスのことを言います。
「スタッキングチェア」「ネスティングチェア」「折りたたみパイプイス」「ハイチェア」などがあります。
ミーティングチェアは会議室だけではなく、食堂や休憩室で使用したり、作業用チェアや事務用のチェアとして使うこともあり、
名称にこだわるよりも、用途とスペースを前提に収納性や機能で選んでいくことが重要です。
大型テーブルに椅子を合わせる場合や長時間の使用を想定する場合は、
回転脚のオフィスチェア(事務椅子)やキャスター付きのアームソファなどを使用すると、
見た目もぴったりですし、快適に長時間座ることが出来ます!
オフィスチェアについては、「オフィスチェアの選び方」にて解説しています。
種類で選ぶ
スタッキングチェア | |
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積み重ねて収納できるチェアです。 |
ネスティングチェア | |
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座面を跳ね上げることで、前後に重ねて収納できるキャスター付きのチェアです。 素早く収納・展開ができるため、出し入れやレイアウト変更を頻繁に行う場合に適しています。 積み上げる必要がないため、女性でも楽に移動や収納ができます。 前後に重ねるため、スタッキングチェアなどと比べ、少々スペースが必要になります。 【使用用途】 打ち合わせ、商談、会議、講義、集会など |
折りたたみパイプイス | |
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折りたたみ式なので、収納時は非常にコンパクトになります。 他のチェアより安価で収納性が良く、大量購入に向きます。 持ち運びやすく、屋外での使用にも便利です。 スタッキングチェア、ネスティングチェアと比べ、設置に時間を要し、頻繁な移動には不向きです。 【使用用途】 イベント什器、講義、集会など |
丸イス | |
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背もたれのない、座面が丸形のチェアです。 軽量で持ち運びやすく、多くは積み重ねや折りたたみが可能です。 背もたれがなく、座面が小さい物が多いため、長時間の使用には不向きです。 その反面、背もたれがない分、使用時は通路幅などの省スペースになります。 【使用用途】 休憩所、イベント什器、軽作業台、小ミーティングなど |
ハイチェア | |
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高さが1000mm前後あります。 座面の高さは700mm程度の物が多く、ハイテーブルに合わせて設計されています。 立ち座りがしやすく、短時間の使用に向いています。 他のチェアに比べ、サイズが大きく積み重ねできない物が多いため、収納や頻繁なレイアウト変更には不向きです。 【使用用途】 休憩所、軽作業台、小ミーティング、カフェスペースなど |
応接ミーティングチェア | |
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キャスター付きのアームソファです。 本革素材の物もあります。 高級感・重厚感があり、クッションに厚みがあるので長時間の会議にも適しています。 サイズが大きく積み重ねできないため、収納や頻繁なレイアウト変更には不向きです。 合わせるテーブルはゆとりを持ったサイズで選びましょう。 【使用用途】 打ち合わせ、役員会議、商談など |
◆POINT◆
上記ではミーティングチェアの大きな特徴の一つの収納力に焦点を当てて説明しています。
しかし、常設のテーブルに合わせる場合や脚数が少ない場合などは、収納性よりもデザインや使いやすさを重視して選びましょう!
テーブルサイズ・使用人数で選ぶ
テーブルサイズによって適切なチェアの数は異なります。
こちらについては、「オフィステーブルの選び方」の「3.サイズ・使用人数で選ぶ」にて解説しています。
素材で選ぶ
背面・座面の素材によって、座り心地はもちろん、デザインや清掃のしやすさ、耐久性に違いがでます。
用途に合ったものを選びましょう。
布張り・メッシュ | 人工皮革(レザー) |
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一般的な素材で、多くのチェアに使用されています。 カラーバリエーションも多く、好みの色が探しやすいです。 反面、他の素材に比べ汚れが取れにくい点に注意が必要です。 メッシュタイプの物は、通気性が良く、独特なしなりがあり、身体にフィットします。 |
合成皮革、ビニールレザーなどの人工皮革を用いた素材です。 汚れや摩擦に強く、清潔に保ちやすい為、大人数で使う場所に最適です。 その反面、蒸れやすく、中には熱に弱い性質のものもあります。 |
木製 | 樹脂(プラスチック) |
木材を加工した素材です。 デザイン性が高い物が多く、汚れに強い特長があります。 木目調のテーブルに合わせやすく、統一感が生まれます。 反面、水に弱く、キズつきやすく、硬い素材なので長時間の使用には不向きです。 |
多くの場合、樹脂系素材の中でも耐熱性や強度に優れたポリプロピレンが使用されています。 汚れや水に強く、屋外での使用にも向いています。 反面、キズつきやすく、硬い素材なので長時間の使用には不向きです。 |
他には、スチール製や透明素材のものがあります。
また、素材を選択できるものや、背もたれと座面で素材が違うものもあります!
肘で選ぶ
肘なし | 肘あり | 肘あり(小肘) |
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テーブル幅が狭かったり、頻繁に席を立つ人には肘がない方がいい場合があります。 また、肘があるものと比較して安価です。 反面、長時間の使用には向いていません。 |
様々な肘のかたちがありますが、総じて肘なしに比べ疲労軽減に役立ち、長時間の使用に向いています。 テーブルによっては肘掛けがあることでテーブル下にチェアが入らないこともあります。 |
小さめの肘が付いているタイプです。 肘が邪魔になりにくく、疲労軽減の役目も果たします。 肘なしと肘ありのちょうど中間ほどになり、使い勝手が良く人気です。 |
肘部分にメモ台が付いたチェアもあります。
グループディスカッションなどの使用に最適です。
脚形状で選ぶ
4本脚 | サークル脚(ループ脚) |
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シンプルな構造でクセのないデザインの脚形状です。 多くの場合、キャスターの有無を選択できます。 積み重ねできないタイプもあるため、注意が必要です。 |
座面の側面からサークル状に脚が伸びた構造をしています。 積み重ねやすい形状のため、出し入れが多い場合に適しています。 キャスターは付けられません。 |
回転脚 | カンチレバー脚 |
オフィスチェア(事務イス)のような座面と脚が別々に回転する構造の脚形状です。 事務イスのような機能性やデザイン性があり、サイズ感は事務イスより一回り小さいので、取り扱いがしやすいです。 キャスター付きで、座面の昇降機能を持った物が多いです。 積み重ねできないため、収納性はありません。 大型テーブルや会議テーブル用 のチェアに適しています。 |
多くは座面の前側からL字型に脚が伸びた構造をしています。 後ろ側の脚の支えがないため、体重をかけると座面が後ろにたわみ傾き、弾むような快適な座り心地がします 。 個性的な脚のラインと独自の着座感が特徴です。 後ろ側から脚が伸びている前傾タイプもあります。 積み重ねできない物が多く収納性はありません。 オフィスでの用途以外にも、ダイニングチェアとして使用されることもあります。 デザイン性を重視する場合に適しています。 |
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