ロッカーとは?

一言でロッカーと言っても、衣類や鞄を入れる更衣室ロッカーや、
靴を収納するシューズロッカー、投函口の付いたパーソナルロッカーなど、様々な種類があります。

まずはロッカーを購入する前に、

① 何を保管したいのか
② 何人分必要なのか
③ 設置したい場所にスペースはどれくらいあるのか

を確認しておきましょう！

目的別で選ぶ

種類ごとにオススメの使用用途があります。

更衣室ロッカー

衣類や鞄など私物の保管に使われることが多く、更衣室や店舗のバックヤード、学校のロッカールームなどに使用されます。
少人数から多人数まで対応しており、どのシーンでも汎用性が高いロッカーです。
扉の裏部分に鏡やネクタイ掛け、傘立てなどのオプションが付いているものもあります。

ワードローブ

更衣室ロッカーとは違い、一人ひとりで仕切られていないロッカーです。
1人で使用する場合もあれば多人数で使用することもあります。
区切りがない分、大量の衣類や靴などを収納することができます。

付属品はハンガーパイプに加えて、オプションで棚板、ネクタイ掛け、鏡などがついているものもあります。

また、書庫と同じ高さのワードローブを選べば、綺麗に陳列することができます。

扉が必要なく簡単に上着を出し入れしたい、
移動が容易なキャスター付のものが
いいなど、省スペースで使用したい方には
「コートハンガー」がオススメです。

シューズロッカー

オフィスや学校、工場などで使用される主にスチール製の下駄箱です。
横長や縦長サイズのもの、施錠の有無、使用人数など、ロッカー類の中でも特にバリエーションがあります。

工場などで長靴を使用する場合は、一人あたりのスペースが縦長になっているものを選ぶと便利です。

また、扉のタイプにもいくつか種類があります。

扉なし	扉付	窓付
中身の有無が一目で確認できます。 ただし、外観が乱雑に見えたり、埃などが溜まりやすくなります。	外観が綺麗に保たれ、施錠できるタイプの場合は防犯対策にもなります。 ただし、中身が見えないので誰がどこを使うのか管理しておく必要があります。	扉に窓が付いているので中身の有無も外から確認できます。 ただし、扉なしや扉付のタイプと比べると高価になります。

掃除用具ロッカー

ほうきやバケツ、雑巾など掃除用具を収納するロッカーです。
ほうきやモップが吊れるハンガーパイプや、雑巾や手袋が干せるフックがついているものもあります。
施錠できないカギなしタイプが多いため、施錠が必要な場合は確認しておきましょう。

パーソナルロッカー

個人の席をもたないフリーアドレスデスクなど、多様化するワークスタイルに伴い需要が高まっている、
ワークツールを収納する個別のロッカーです。

書類やファイルボックスを管理したり、PCやタブレットを収納したりできます。
退社時にPCの充電ができるように電源タップがついているものや、
書類が投函できるようなメール穴があるタイプもあります。
使い方は様々ですが、例えば、頻繁に使うもの・使わないものを仕分けして、
頻繁に使うものをモバイルバッグやファイルボックスに入れておくと、スムーズな出し入れが出来ます。

その特徴上、更衣室ではなくワークスペースまでの動線に設置することが多いです。

貴重品ロッカー

財布やモバイルPC、携帯電話などの貴重品を保管するためのロッカーです。
施設などで更衣室ロッカーとは別に設置されることが多いです。
貴重品のみを保管する目的で作られている為、一人あたりのスペースが小さくなっています。

人数で選ぶ

設置スペースに対して、何人分の収納が必要なのか確認しましょう。
特に設置できるスペースが限られている場合は、必要な人数分から計算すると迷わずに選ぶことができます。

まずはロッカーの代表的なサイズを見てみましょう！

どのシーンでも使用されることの多い更衣室ロッカーは、おおよそのサイズが以下のようになっています。

1人用	2人用	3人用～
幅300・450mm	幅600mm	幅900mm
奥行 515mm
高さ 1790mm

基本的に3人用以上のロッカーの規格サイズは、
幅900mm×奥行515mm×高さ1790mmが主流で、そのサイズを人数で等分します。
その為、多人数になればなるほど一人あたりの収納スペースは小さくなります。

3人用	4人用	8人用	9人用

上記のサイズ表は一般的に出回っていることが多い規格サイズで、
スリム型で幅が狭いものや、ワイド型の幅が広いものもあります。
また、多人数の場合は奥行が400mm前後など、幅や高さも様々なバリエーションがあります。

次に、上記のサイズ以外で多く出回っているものが書庫と同様サイズのロッカーです。
主流サイズは以下の通りです。

幅800m	幅900mm
奥行400・450mm

パーソナルロッカーの代表的なサイズがこのタイプです。
また、ワードローブも書庫と同様のサイズで販売されているものが多くあり、
書庫と横並びに陳列すると高さが揃うので、見た目が綺麗です。

以上がロッカーの主流なサイズになるので、
それを元に空きスペースに対して何人分のロッカーが必要なのかを計算しましょう。

また、設置にあたり、開閉スペースも重要なポイントになります。
スムーズに扉を開閉するには
扉の開閉スペース…450mm
通路スペース…900mm
で、合わせて最低でも1350mmの通路幅が必要です。

スペースが十分ある場合は一人あたりの収納がどこまで必要なのかを考えましょう。
何を収納するのかで必要な内部のスペースも変わってきます。
もし人数が増える可能性がある場合は、余裕をもって大きいサイズを購入するのも良いですね

鍵の種類で選ぶ

ロッカーの鍵のタイプには、書庫と同様にいくつか種類があります。

シリンダー錠	ダイヤル錠
南京錠	テンキー式
プッシュ錠	鍵なし

中でもロッカーは鍵で施錠するシリンダー錠と任意の番号で設定できるダイヤル錠のタイプが主流です。
その他に南京錠で施錠できるものやテンキーやプッシュ錠タイプ、施設などで使用されるコインロッカーもあります。
また、シューズロッカーや掃除用具ロッカーなどには施錠機能がないものもあります。

色で選ぶ

ホワイト系	ニューグレー系
清潔感があり、反射率が高いので室内が明るくなります。その反面、汚れが目立ちやすくなります。 近年の定番カラーで、メーカーによる色の差異も少ないので、買い足しがしやすいメリットもあります。	スタンダードな定番カラーで空間をまとめます。 汚れも目立ちにくく無難なカラーですが、事務的なかたいイメージがあります。色が濃い場合、少しかたいイメージを与えます。
アイボリー系	木目系
黄みがかった薄いグレーで、ニューグレーと同様に事務的なイメージがあります。無難なカラーなので、場所を選ばずに使用できます。	やさしく、柔らかで温かみのある空間を作ります。落ち着きや安心感があり、リラックスした空間の演出ができます。ブラウンなどの濃い色の場合、重厚感があり落ち着いた空間をつくります。

事務スペースに近接して設置する場合は、書庫やデスクと色味を合わせるとまとまりが出ます。
また、ロッカーには書庫よりもカラフルな色が多いです。
男性・女性で色を変えたり、エリア毎に違う色にして分かりやすくするなど、様々な使い方ができます。