デスクの高さについて【商品の選び方解説】
こんにちは!無限堂ネットショップです。
いつも当店ネットショップをご利用いただきありがとうございます。
さっそくですが、皆様が普段オフィスで使っているデスクのサイズってメーカーは違えどほとんど同じですよね。
このデスクのサイズがどうやって決まっているかご存じでしょうか?
実は
JIS規格って?
日本工業規格(JIS=Japanese Industrial Standardsの略)
日本の工業製品に関する規格や測定法などが定められた日本の国家規格のことです。
このJIS規格というのは、様々なものに定められており、
トイレットペーパーなんかもサイズは114mm、直径はロールの状態で120mm以下と定められているそうです。
製品以外にも規格が定まっているものがあるそうですが
今回は工業製品、特にオフィス家具、デスクに特化してお伝えできればと思います!
JISは日本の国家規格とご紹介した通り、日本人が一番使いやすいように考えられて設定されています。
要は
marker {
background: linear-gradient(transparent 60%, #ccffec 0%);
}
ということですね。そういう理由もあり日本の製品とJIS規格は切っても切れない関係にあるのです。
デスク規格の歴史
旧JIS(戦後) | 新JIS(1970年代) | JOIFA推奨規格(現在) | |
---|---|---|---|
高さ | 740mm | 700mm | 720mm |
奥行 | 700mm | 800mm | 600~700mm |
旧JIS時代
戦後米軍規格のデスクが日本にも導入されるようになります。
アメリカから入ってきた製品のため、当然アメリカ人の体格に合うように作られた高さ740mmの製品を日本人も使っていました。
その流れが続いており、デスクの旧JIS規格が制定された当時は高さ740mmとされてきたんです。
新JIS時代
しばらく旧JIS規格のデスクを使っていましたが、日本人はアメリカ人に比べて小柄な人が多く、 この規格では日本人には大きすぎる…!ということで
1970年代に新JIS規格というものが誕生しました。
新JISでは当時の日本人の体格に合わせて高さは700mm、奥行は800mmとなりました。
奥行が現在の規格より大きいですが、新JISが制定された当時デスクには
大きなブラウン管モニターのPCが置かれることが多く場所を取っていました。
今みたいにPCが軽量化、小型化される前でしたので奥行が800mmくらいは必要だったんですね。
JOIFA推奨規格時代へ
時は経ち、現在主流となっているデスクは高さ720mm、奥行700mmです。
初めに、JIS規格は日本の工業製品に関する規格や測定法などが定められた日本の国家規格のことと
お話ししましたが、実は現在主流のデスクの規格はJIS規格では無いんです…!
じゃあなぜ現在高さ720mm、奥行700mmで製品が作られているかと言うと、この規格は
JOIFA推奨規格はヨーロッパで広く使われている寸法で、国際的に通用するサイズでもあります。
JOIFAが高さ720mm 奥行700mmを推奨する理由としては3つ
-
- 1971年当時よりもオフィスで働く外国人ワーカーが増加し、日本人の身長も高くなり、
当時と同じ方法で算出すると推奨高さは720mmになります。 - 近年、書類の標準サイズがB5・B4からA4に統一され、それを収納するために袖引き出しの下の段が深くなりました。
書類の標準サイズに合わせて引出しを作った場合高さ700mmだと引出し上段がかなり浅くなります。
720mmの方が使いやすく、実用性が大きく向上します。 - 身障者の雇用拡大により、オフィスでも車いすに対応できる高さの机が必要になりました。
大型の車イスの肘までの高さは床から670mmです。デスクの高さが700mmだと天板厚が30mmあるので、
天板下の高さが車イスの肘の高さと同じ670mmになり車イスの肘が天板にぶつかって、デスクに近づけません。
デスクの高さが720mmあると、車イスの肘が天板下に入り込みます。
とっても理にかなっていますね。
今後、このままJOIFA推奨規格が主流となり続けた場合はJIS規格も変更となるのでしょうか…!
無限堂ネットショップで販売している商品は現在高さ720mmのものがほとんどとなっていますが
皆様も、デスクを選ぶ際はこちらのブログをぜひ参考にしてみてください♪
- 1971年当時よりもオフィスで働く外国人ワーカーが増加し、日本人の身長も高くなり、